10月19日、武蔵野線205系ケヨM20編成がラストランを迎えました。これで同路線からは205系が完全に撤退しました。

実は色々とすごいM20編成

https://twitter.com/airsection/status/1317984904848707584?s=19

205系ケヨM20編成が朝の時間帯に新習志野から府中本町を1往復だけする01E運用をもって武蔵野・京葉線から運用を離脱し、ラストランとなりました。ラッシュ時にも関わらず撮影には多くの人が集まり、引退に涙を流す姿もありました。

205系の本数が減るにつれて、鉄道ファンのマナー悪化が顕著になり、特に昨日は休日ということもあり、多くの人が暴走し、大混乱となりました。そういった背景もあることからラストランは最後まで台無しでしたが、205系としては武蔵野線での役目を終えることができました。

ケヨM20編成の歴史を振り返る

ケヨM20編成は号車ごとに製造会社・生存年と共にバラバラです。4,5号車が元埼京線でそれ以外は元山手線ですが、同じ山手線でも複数の編成からの寄せ集めです。2004年10月26日に武蔵野線へ転属してから約11年活躍し、製造時からだと約35年になります。

・各車両の転属歴

1号車寄り(東京・海浜幕張)
クハ205-5(元ヤテ5編成)
モハ205-5010(元ヤテ46編成→ケヨM5編成)
モハ204-5010(元ヤテ46編成→ケヨM5編成)
サハ205-226(元ハエ23編成)
サハ205-227(元ハエ23編成)
モハ205-5034(元ヤテ57編成→ケヨM17編成)
モハ204-5034(元ヤテ57編成→ケヨM17編成)
クハ204-5(元ヤテ5編成)
8号車寄り(府中本町)

・電動車の改造元

モハ205-5045→元モハ205-99
モハ204-5045→元モハ204-99
モハ205-5052→元モハ205-102
モハ204-5052→元モハ204-102

転属時にユニット交換しているので電動車の車番が山手線時代から変更されています。また検査期限の都合で武蔵野線同士の検査期限の都合からケヨM5編成、ケヨM17編成との間で電動車が交換されています。

実はM20編成の205(204)-5は205系量産車のトップナンバーであり、現時点でJRに在籍する205系の最も古い車両です。(1985年7月9日に新造・川崎重工製)
また武蔵野線転属後に電動車を両ユニットとも交換したのもこの編成が唯一です。

他編成と同様ジャカルタに譲渡

なかなかレアであった同編成ですが、既にJRマークは撤去されており、他の編成と同様に千葉貨物に配給輸送され、ジャカルタに譲渡されます。配給輸送は10月21日の予定で、先日行われたM17編成と同じならスジは以下の通りです。

EF81+205系ケヨM20編成
9723レ
新習志野 1436入線
新習志野 1450
検見川浜 1457
稲毛海岸 1500
蘇我   1511
KD+205系ケヨM20編成
9921レ
蘇我   1814
千葉貨物 1828

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