日本航空(JAL)のグループ会社である日本エアコミューター(JAC)で運行されている便について2020年10月25日搭乗分からJALとの共同引き受けによる運行を開始すると発表しています。
これに伴い、2020年10月24日まで使用されていたIATA
航空会社コード「JC」が終了となることが発表されていて、2020年10月25日搭乗分からは「JAL/JL」が使用されることになっています。
【さようなら】JACの航空会社コード「JC」が消滅へ 22年間で終了
今回発表されたのは航空会社コード「JC」が消滅するということで、JAC(日本エアコミューター)自体が消滅してしまうわけではなく、あくまで航空会社コードがJALに変更となるため「JL」になるということが変更点となっています。
これにより何か手続きをしなくてはいけないということではなく、一般の方には影響はほぼないといって良さそうです。
日本エアコミューターは主に福岡~出雲、鹿児島、屋久島便などで運行されていて、今まではJACあるいはJCの略称で便名が使われていました。
JCの航空会社コードが使用が開始されたのは1998年7月1日からで約22年間使用されていました。
JACの航空会社コード「JC」は元々は違う航空会社コードだった
2020年10月24日搭乗便まで使用されていた航空会社コード「JC」は元々日本エアコミューターで使われていたものではありませんでした。
それまで「JALエクスプレス」という羽田空港を発着を中心とした国内線地方路線の会社でしたが、JALが吸収合併したため、2014年9月末で運行を停止した会社です。
画像のようにエンジンが翼の下にないMD-81の機体の側面には「JAL EXPRESS」と書かれています。
日本エアコミューターは元々「3X」という航空会社コードを使用していましたが、JALエクスプレスが吸収合併されたため、同社の航空会社コードを引き継ぎ運行してきました。
JALエクスプレス時代を含めた22年間使われていた航空会社コード「JC」が無くなることで一つの時代が終わるということになります。
ちなみにJALエクスプレスの航空会社コードを使用していたのは16年間、日本エアコミューターとして使用されたのは6年間使用されていました。
航空会社コード「JAC/JC」について思い出や記念に取っている航空券などがあれば、思い出を振り返ってみてもいいかもしれません。