JR九州は、走行中の特急列車で30代男性運転士が約2分間運転室を離れていたと発表しました。
見習い運転士が無免許で運転
JR九州によると、5月19日夜に佐賀県の三間坂~上有田間を走行中の博多発佐世保行き特急「みどり25号」で、運転士が常務歴1ヶ月の見習い運転士に操縦指導を行っていた際に吐き気をもよおし、運転室を離れました。
運転士が戻るまでは、見習い運転士が操縦をしていた。列車には約30人の乗客が居てけが人は居ませんでしたが、見習い運転士が6月に報告し発覚しました。
見習い運転士は特急列車の運転は乗務歴1カ月で無免許でしたが、運転士はおよそ2分間運転室を離れました。
JR九州は「指導操縦者としてあってはならない行動であり、再発防止の徹底を図る」とし、正しい対応は「体調が悪くトイレに行く場合、列車の運行を管理する指令所に連絡し、列車を止める必要があった。」と説明しています。
相次ぐ運転士の不祥事ですが、「体調不良は仕方がない」と擁護する声も少なくありません。そういったことは何も事故が起きなかったから言える結果論であり、仮に事故が発生して自分が巻き込まれても仕方がないで済ますのでしょうか。