28日、JR東日本山形新幹線・秋田新幹線は大幅にダイヤが乱れました。大雨の影響で山形新幹線は最終列車まで28日の運転は取りやめ、秋田新幹線は19時頃まで運休します。通常はつばさ号は山形方面・こまち号は秋田方面に行きますが、今回はどちらにも行かずに東北新幹線で完結してしまう列車が運転されました。

また、秋田新幹線では列車走行位置アプリに「志度内信号所行き」という乗客の乗り降りができない「信号所」が行き先として表示されてしまうなどトラブルが発生していました。

【山形へ行かない】つばさ号仙台行き運転

福島駅でやまびこ号とつばさ号を分割して運転するのが普通ですが、福島~山形・新庄間が終日運転見合わせに伴い、福島駅で分割することはせずに「つばさ号仙台行き」とする措置がなされました。通常は設定されないつばさ号仙台行きですが、このような運転見合わせの非常時には設定されることがあります。

【まさかの志度内信号所行き】秋田に行かない「こまち号盛岡行き」も運転

JR東日本の列車位置情報サービス「どこトレ」で配信されていた秋田新幹線のうち在来線区間盛岡~秋田間の情報で「こまち号 志度内信号所行き」と表示されるトラブルが発生しました。志度内信号所は秋田県と岩手県の県境に位置しています。秋田新幹線として走る田沢湖線の線路が単線のために、列車を行き違いをする設備として乗客が乗降できない信号所として存在します。

志度内信号所は本来乗客が乗り降りできない場所で、実際に終点にされてしまうと何もない山奥で下ろされることになり、乗客としてはたまったものではありません。位置情報サービスに何らかのトラブルが発生し、志度内信号所行きと表示されてしまったと考えられます。

大雨の影響で秋田新幹線が運転見合わせになったことに伴い、通常運転されない秋田へ行かない「こまち号 盛岡行き」も運転となりました。また、運転見合わせに伴いこまち号が運転できず、はやぶさ号の単独運用の列車も運転となっていたようです。

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