2021年5月16日に発生したJR東海ひかり663号で便意をもよおし、車掌と運転士を交代したあの事件。JR東海は運転士・車掌に両名に懲戒処分と他社への出向を言い渡したとJR東海の労働組合資料から判明しました。

世間から話題が収まるのを待って1か月後に処分が決定か

ひかり663号の運転士
(https://jrtoukairou.sakura.ne.jp/koe/sinkansen/2021.06.26puresu525.pdf)

こちらがJR東海のひかり633号の乗務員が処分されることを決定したと伝える労働組合資料の見出しです。

先月5月16日、633A (=ひかり663号)の運転士がトイレに行くため数分間運転室を離れたのは、皆さんご承知のことと思います。
本件は世論を巻き込んで、テレビやインターネット、ラジオ等のメディアでも大きな論争となり、「生理現象なのでやむを得ない」「JR 東海は物を言わせない風土になっていたのではないか」「運転士、車掌には厳罰は下すな」と、乗務員に対して同情的な意見が多く寄せられましたが、金子慎社長は、乗務員が勝手にやったことだと責任をなすりつけ乗務員に厳罰を下すと報道でほのめかしていました。
そして、聞くところによると、非常に残念ながら、彼らに対して懲戒処分と、他会社への出向が言い渡されたそうです。
ここで一つの疑問が生じます。なぜ、彼らの処分伝達は1ヶ月以上もかかったのでしょうか?
これは、会社が、世論が忘れるタイミングを狙ったものと言えるでしょう。
たしかにいま、残念ながらこのニュースは世の中からほぼ忘れ去られています。
また、ネットニュースの意見書き込み欄で、一般社員が会社批判の書き込みを見つけると、上司や非現業に報告し、誰が書き込んだかを詮索し、削除させるよう動いていたと聞いています。(自分の評価が上がると思っているの?)
これはもはや民主主義を否定した相互監視状態です。
ところで、彼らが所属している JR 東海ユニオンは、今まで何をしていたのでしょうか?おそらく、彼らが相談に来ても、社長発言を根拠に会社を擁護し、他労組に相談していないか?くらいの確認しかなく、彼らを護ることは一切していなかったのではないでしょうか?

(https://jrtoukairou.sakura.ne.jp/koe/sinkansen/2021.06.26puresu525.pdf)

確かに指令に報告しなかったのは問題ですが、トイレに行くのは自然現象でJR東海の「便意を言い出せない環境」も原因の一つだったのに、2名の乗務員だけが責任を取る形で終わってしまって本当にいいのでしょうか?ぜひ、Twitterなどで共有して議論していただければ幸いです。

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