2021年3月12日をもって湘南ライナーがラストランとなりました。同日特急踊り子号もラストランとなり、撮り鉄による線路内侵入のために非常停止するなどのトラブルもありましたが、無事ラストランを終えることができました。

JR東日本の特急化施策で廃止 通勤ライナー・ホームライナーが全滅

今回JR東日本が「通勤ライナーを全席指定席特急化する施策の一環」として廃止になった「湘南ライナー」。これによってJR東日本管内から1984年から運行されてきた通勤ライナーの流れを受ける列車が消滅しました。

かつては宇都宮線・高崎線でも通勤ライナーが運転されており、かつては「ホームライナー大宮」なども運転されており、ライナーが導入された当時はJR東日本ではなく国鉄時代でしたが、ホームライナー大宮を運行したことによって1か月で100万円の収入が増えたという時期もありました。これの好評を受けてホームライナーは順次運転を拡大していった時期もありました。

「ジャンジャカジャーン 通勤サービス改善」と銘打ったCMに185系湘南ライナーが放映されていたのも懐かしいですね。

国鉄時代を象徴する185系 

鉄道ファンにとって人気が高かった列車は国鉄型特急列車として「踊り子」としても40年間運転されてきた185系でしょう。JR東日本ではかなりの車両が国鉄型からJRの新性能車両に置き換えられていく中で、2021年までしぶとく生き残ったのが185系です。

国鉄型特急車両として爆音を轟かせて走る姿とレトロな車両は多くの鉄道ファンを魅了しました。特にグリーン車は現在JR東日本で運転されてきたグリーン車の中でも座席を倒せる角度が大きいことから、国鉄時代の「優雅なグリーン車」を体験できるというのも大きな魅力の一つでした。

特に新宿駅発の湘南ライナーでは、途中駅は通勤ラッシュで大混雑している中、座席を思いっきり倒して通勤客を横目に優雅にお酒を飲むという体験が特に印象に残っています。

JR東日本の通勤車両としては唯一 オール2階建て215系

当時1990年代のバブルに沸いていたJR東日本は「ぜーんぶ二階建て」というキャッチフレーズをCMで放映し、インパクトを与えたオール2階建ての通勤車両215系が湘南ライナーには使用されていました。

215系の登場当初は「通勤サービスの切り札」「乗車定員60%アップ」ということを告知しており、当時としては先進的な鉄道車両であったことは間違いないでしょう。また、階段付近には電灯がおしゃれなものが使われており、215系の設計の一部は現在の普通列車グリーン車にも受け継がれています。

しかし、実際に運用してみると、2階建て車両という特性から2つしかドアを設けることができず、ライナー以外で運転されていた場合には、遅延が増大するなどという理由から徐々に運用が縮小。2021年3月12日までは平日の湘南ライナーのみの運用となっており、休日は基本的にお客さんを運んで運転することがなく、多客期にホリデー快速に利用されるくらいしか活躍の場が残されませんでした。

まとめ 215系・185系の廃車はいつ?

215系の引退についての話はまだ出てきていませんが、2021年3月13日のダイヤ改正以降臨時列車などで使用する計画も発表されていないことから、「職を失う」ということ2階建て10両編成という特性上、転用が難しいということもあり、ダイヤ改正後に廃車になるのではないかと言われています。

185系はダイヤ改正後も臨時列車で運転されることが決まっていますが、運用に必要な本数は少なくなることになるので、当然廃車も発生してきます。また、修学旅行などの波動用として使われてきた185系ですが、2021年内に全ての編成が運用を離脱し、廃車となるという情報もあります。

今後の185系・215系の廃車などの動向についても注目していきたいところですね。

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