10月17日、武蔵野線205系の引退が迫り撮影者が増えている中、運転士が取った斬新な行動がネット上で話題になりました。
停車中に前照灯を消灯させ撮影を困難に
武蔵野線205系は残ることケヨM20編成のみになりました。最後の最後まで撮影をしようと多くの鉄道ファンが駅に訪れ、停車中には先頭に人集りができました。こういった人達はいわゆる「葬式鉄」と呼ばれ、引退間際になると今まであまり興味がなかったものでも騒ぎ出すのです。
今回特別危険な行為があったとことは確認されていませんが、そもそも集まるだけで迷惑というのはあります。余程運転士が撮られていることに対して腹を立てたのか、停車中に前照灯を消灯させて顔を真っ暗にして撮影をさせないという荒業に出ました。
ネット上では「マナーが守れないやつらに対抗してくるJR東日本の姿勢は好き。」「最高すぎるwww」と運転士の行動を支持する声がほとんどでした。引上線から駅まで無灯火で出てきたとの目撃情報もありますが、営業運転で走行中は通常通りなので運輸上問題は無いと思われます。
確かに明らかに狙って消灯させているのですが、運転士が悪いことをしたというよりは、ここまでさせる撮り鉄の日頃行いに問題があると思います。ハイビだ意図的に対向列車と被せたなどと「陰湿」という言葉でよく鉄道会社は批判されますが、経緯を考えれば特に原因となった鉄道ファンからは簡単に言えないと思います。
これを逆に珍しいものを撮れたと喜ぶか、ここまでさせるほど迷惑だったことに気づくかが分かれ目だと思います。
同じ日には撮り鉄が線路内侵入をして電車を止めてしまう事態が発生しましたが、何らかの関係性はあるのでしょうか。