2021年4月1日、エイプリルフールネタと思ってしまうような事件が発生してしまいました。迷惑撮り鉄による列車停車は関東での185系A3編成の廃車回送以来、1週間ぶり2度目の出来事になります。これだけ短期間で列車を止めてしまう事態が発生しているのは異例です。
迷惑撮り鉄が線路内立ち入り 緊急停車した列車の様子
京阪森小路駅で線路内立ち入り
— しゅう@Hetakuso Camera (@manager0113_ka) April 1, 2021
特急が森小路駅で爆音の警笛鳴らしながら徐行しています。#京阪#人身事故 #遅延 #京阪人身 pic.twitter.com/A7ZajjDyne
こちらが京阪電車の森小路駅を運転再開後に通過する特急列車の様子です。爆音警笛を鳴らしながら、ゆっくりと電車が進んでいく様子が分かります。
ホーム先端付近には撮り鉄の様子が映っており、京阪電車の保線作業をされている方々が撮り鉄に対して何か注意をしているようにも見受けられます。
撮り鉄の目的は京阪8000系8001F試運転
8001F試運転森小路停車 pic.twitter.com/kzxN8XR7Mr
— ビィィィィィィ (@4PVdSXnA5hQeilo) April 1, 2021
こちらはきちんとマナーを守って撮影をされていた撮り鉄の皆さんからの映像です。電車を止めてしまった迷惑撮り鉄の方は反対側のホームから侵入したと考えられます。
京阪8000系8001Fは完全に停車してしまっています。今回は比較的すぐに運転を再開したようですが、3分程度の遅延が発生したようです。
1週間ぶり2度目の迷惑撮り鉄による停車
2021年は迷惑撮り鉄による列車停車が相次いでいます。185系のラストランの際にも撮り鉄が鶴見~川崎間で列車を緊急停車させる事例も発生している他、185系の廃車回送でも中央線を約30分止めるなど、一般の方にも実害を与えている状況です。
今回の線路内立ち入りは人身事故の発生の危険もあり、大事故につながっていた可能性もあります。
185系の廃車回送は次のOM09編成では夜スジに変更され、撮り鉄対策が実施された形です。
また、今回の森小路駅の停車で「撮影地潰し」が行われるのではないかという懸念の声もあります。現実問題として、JRなどでは目隠しを設置したり、撮り鉄が撮影できないように目隠しのために回送列車を入線させたりという対応もされていて、撮影地自体が徐々に減少してきている現実があります。マナー悪化によって列車を止めてしまうと撮影ができなくなってしまうのに、なぜ自分で自分の首を絞めるのでしょうか?
ぜひ、マナーを守って撮影したいですね。