JR東日本は宇都宮線・日光線に新型車両E131系600番台の導入が正式に発表されました。2022年春のダイヤ改正から導入されるということです。

4両編成から3両編成に減車へ 3両・6両での運転が想定

今回発表されたE131系600番台。今までの4両編成運転されてきましたが、3両編成になり1両減車されることが発表されました。

今後、3両編成・6両編成での運転となり、3両編成で運転される列車が宇都宮線・日光線を走行するのは初めてです。動力方式は0.5Mも採用されるのではないかと言われていましたが、2M1Tが採用されています。現在J-TREC新津事業所で第一編成が製造中で2021年8月頃に出場する予定となっています。

現在12本の205系が運転されていますが、それよりも3本多い15両編成が製造予定となっています。205系よりも本数が多いということは今まで以上に、宇都宮以北へのE231・E233系乗り入れが減少し、宇都宮~小山間に4両編成が増えるということなのでしょうか?

湘南色は採用されず、茶色と黄色の日光線色が宇都宮線でも採用へ

今回発表されたE131系600番台の塗装ですが、宇都宮線の末端ローカル用の車両から湘南色が消滅することになりました。E131系の湘南色を期待していた鉄道ファンの方も多いと思いますが、残念ながら非採用となってイいます、

205系いろは編成はどうなる?廃車? 2018年4月から走行

2018年4月から運行を開始している「いろは編成」は引退するのか、それとも使い続けるのか注目されます。この編成は日光線205系でも異色を放っている編成で、真ん中の2つの扉を潰して、レトロ調のクロスシートを設置。特に観光客にも人気の編成となっていますが、E131系導入で、廃車になってしまうのか注目されます。

運転区間が変更 ダイヤ改正で小山乗り入れ・両毛線接続か?宇都宮以南でもワンマン運転開始へ

今回日光線と宇都宮線に導入されることが発表されましたが、現行のダイヤでは運転されていない小山~小金井間の運転も追加となっていることから、現在小金井始発7時41分発黒磯行きとなっている列車ですが、この列車が小山始発に変更される可能性があります。

この列車は元々高崎発黒磯行きのダイヤを流用した列車で、かつて107系・115系・211系で運転されていました。しかし、211系宇都宮線から引退後、両毛線との接続が無くなり、小金井始発に、また帰りの黒磯発小金井行きは現在宇都宮~小金井間は回送列車として運転されています。

今回のダイヤ改正で小山駅まで区間が延長されていることから、小金井から宇都宮までの10両編成・15両編成の減便の可能性や、黒磯発小山行き・小山発黒磯行きなどが運転される可能性があります。

E131系600番台にはワンマン運転が可能な設備が搭載されていることから、宇都宮線・日光線でワンマン化が行われるものと思われます。

宇都宮線(小山~宇都宮間)は白紙ダイヤ改正へ

以前から宇都宮線205系600番台の置き換えが話題となっていますが、労働組合資料によると、白紙ダイヤ改正が行われるというコメントがすでに出ています。これは車両の性能差や長らくダイヤがあまり変わっていないことも挙げられます。

所要時間が短くなる列車もあるのではないでしょうか?実際に高崎発黒磯行きのダイヤは通常より所要時間がかかるダイヤとなっていて、現在も少ないながら残っており、昔のダイヤの名残はダイヤで消えてしまうかもしれませんね。

車内の特徴・車両諸元

今回の新型車両の特徴は次の通りです。

  • 宇都宮線・日光線初となるドア上に大型ディスプレイ17インチが設置!
  • 半自動ドア機能
  • 空調関係の改善
  • 客室拡大
  • 乗降確認カメラ設置→ワンマン運転に対応
  • フルカラーLED行先方向幕
  • 非常通話装置増設
  • 客室内防犯カメラ設置
編成構成3両編成
最高速度110km/h
車体ステンレス製
車体幅2950mm
座席幅460mm
シートロングシート
制御方式VVVFインバータ制御(SiC素子)
回生・発電ブレーキ
主電動機全閉型誘導電動機
補助電源装置静止型インバータ
コンプレッサースクロール式(オイルフリー)
車両情報管理装置モニタ装置
戸閉装置電気式(ラックアンドピニオン方式)
情報提供装置液晶ディスプレイ
車体状態監視装置あり
線路設備監視装置あり(一部)
ワンマン運転対応機器あり

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